プロテインをシェイクする飲み物は水?牛乳?美味しく飲む方法とは
プロテインは主に、ムキムキの筋肉を付けたい方が飲んでいるイメージがありますが、現在は健康目的やダイエット目的でも飲む方が増えており、女性もプロテインを使用しているというケースが増えています。
しかし、プロテインは種類によってはクセの強いものもあり、飲みにくいという方も多いのも事実です。どうせ毎日飲むなら少しでも継続できる飲み方で摂取したいですよね。
今回はプロテインの飲み方で悩んでいる方に役立つ、プロテインのおすすめの飲み方や美味しく飲める方法を解説したいと思います。
目次
プロテインの一般的な飲み方とは?
長年、プロテインを飲んでいる方は、プロテインに関しての知識もあるため美味しい飲み方や飲みやすい摂取方法をすでに知っていることが多いと思います。
しかし、これからプロテインを飲み始める方や、まだプロテインを飲み始めて期間が経っていない方は、飲み方を模索している状況の方も多いのではないでしょうか。
プロテインの飲み方はというのは、食品なので特別決まっているわけではないため、さまざまな摂取の仕方があります。まずはプロテインの一般的な飲み方から紹介してみましょう。
水
水は最も基本的なプロテインの摂取方法の一つです。これは、プロテインのパッケージの飲み方にも記載されている摂取方法でもあります。
水に溶かしてプロテインを飲むメリットは、やはりお金がかからないという点ではないでしょうか。蛇口をひねれば水は出てきますから、スーパーなどで購入しないといけない飲み物と比較すると財布にも優しく非常に経済的ともいえる飲み方です。
また、栄養面で見てみると、水の場合はプロテインに入っている成分のみを効率良く摂取できるというメリットがあります。
牛乳は脂質、甘いジュースなどは糖分が豊富に含まれている場合が多く、本来予定がなかった栄養素まで余分に摂取してしまう可能性がありますが、水であればこのような心配は不要であるため、この点もメリットの一つだといえるでしょう。
もちろん、プロテインによってはタンパク質以外の成分も配合されているため、飲む前にパッケージをしっかり確認する必要がありますが、栄養管理という点では最も楽な飲み方の一つだと言えます。
一方で水に溶かして飲むデメリットは商品にもよりますが、あまり美味しくない(牛乳に比べて)ということが真っ先に挙げられます。
特にもともとクセのあるカゼインプロテインなどははっきりいって不味いという声もよく聞かれます。中には『お米のとぎ汁を飲んでいるみたい・・・』という方も。
⇒ 水で溶かしても続けられるカゼインプロテイン
また、カゼインプロテインや大豆を主成分とするソイプロテインなどは水に溶けにくいという性質を持っています。
一般的にプロテイン1杯分を飲む時は200ml~300mlの量で溶かすケースが多いですが、カゼインやソイプロテインだと200mlでは溶けきらずにドロドロになりやすいため、この種類のプロテインを飲む場合は通常よりも多めの水で溶かすことをおすすめします。
また、比較的水との相性の良いプロテインですが、味が付いているプロテインは味なしのプレーンよりも比較的美味しく飲むことが可能です。
特にココア味やチョコレート味は万人受けする味で水でも美味しく飲めるものが多くなっています。バナナ、イチゴ、マンゴーなどのフルーツ系も美味しく飲めますが、ココア系に比べて好みが分かれるところだと思います。
⇒ 筋肥大にオススメ!水で溶かしても美味しいプロテイン
牛乳
こちらも水と同様にプロテインの飲み方としては代表的な種類に分類される牛乳。牛乳は水と比較しても味が付いている分、非常に飲みやすい飲み方です。また、牛乳で溶かして飲むと豆乳のような味だという方もいます。
牛乳が苦手な人は別ですが、美味しく飲める点では、No.1の飲み方ではないでしょうか?
特にプロテインにも味が付いている種類、例えばココア系やチョコ系などはイメージ通り牛乳と相性が良く水とは比較にならないほど美味しく飲むことができます。
ただ、カゼインやソイプロテインは相変わらず牛乳でも溶けにくいため、牛乳の量を多めにする必要があります。この点はダイエット目的などの方だと牛乳に含まれる脂肪分も多めに摂取してしまう可能性があるため多少の注意が必要です。
ホエイ、カゼイン、ソイに関わらず、どうしても牛乳がいいという場合や脂質が気になる場合は、低脂肪乳で溶かすことをおすすめします。
一般的な飲み方以外にも美味しく飲める方法はあるの?
ここまでプロテインの各メーカーがおすすめしている水、牛乳で溶かして摂取するという飲み方を取り上げてきましたが、この2種類の飲み方以外にもプロテインを美味しく摂取できる方法はまだまだあります。
ここでは、全体的に美味しい飲み方と評判のプロテイン摂取方法をいくつか紹介してみましょう。
スポーツドリンク(ポカリスエット・アクエリアスなど)
スポーツドリンクにプロテインの組み合わせも今では王道の飲み方の一つとなりました。
プロテインよりもスポーツドリンクの甘みや酸味が口の中で主張するので、プロテインを飲んでいる感じを抑えることができるでしょう。
また、スポーツドリンクの良いところは水や牛乳と比較してプロテインが溶けやすいという点。
これはタンパク質が、スポーツドリンクなどの酸性の液体によく溶けやすいということが影響しているためです。
そして、適度な糖質も含まれており、吸収スピードも速いため、主に筋トレ後などのすぐに栄養補給をしたいタイミングにおいても非常に重宝する飲み物でもあります。
ただし、スポーツドリンクに溶かして飲む場合はノンフレーバー(味なし)のプロテインのみにしておいた方が無難でしょう。
理由としては、味付きのプロテインだとスポーツドリンクの酸味や甘みとの相性が悪いことが多いためです。これはスポーツドリンクとプロテインの味がそれぞれ口の中で主張しあうのが影響しています。もちろん、個人差があるため一概に絶対に味なしのプロテインがよいとまではいえませんが安定性の面ではスポーツドリンク×ノンフレーバーのプロテインがおすすめです。
100%のオレンジジュース
100%のオレンジジュースも美味しく飲めるという点においては上位に入るのではないでしょうか。この飲み方はプロのアスリートも実践していることが多いですが、その秘密はオレンジジュースに含まれている成分にあります。
オレンジジュースにはビタミンCとクエン酸が豊富に含まれていますが、ビタミンCは体内においてタンパク質の合成を促す働きがあるため、効率的に筋肉を付けたいという方にはぴったりの栄養素です。
また、クエン酸には筋トレなどでダメージを受けた体の回復を助ける作用もあり、筋繊維の修復のサポートももちろんします。
また、プロテイン特有のクセのある味をオレンジジュースの濃さで緩和できるため、この摂取方法は一石三鳥、四鳥ともいえる飲み方ともいえます。
オレンジジュースに関してはノンフレーバーはもちろんのこと、バニラ系だとデザート感覚で摂取できるという声も聞かれます。
豆乳
健康的な飲み物の代表的な存在ともいえる豆乳ですが、こちらに関しては牛乳と似たような感覚という声もあれば、牛乳とはまったく異なりちょっと合わなかったという意見も聞かれます。これは豆乳独特のクセのあるとろみが口の中で広がるため、合わないという方はこの点で不快感を覚えることが多いようです。
ただし、ダイエットサポート、肌荒れを防ぐなど主に女性には嬉しい働きをしてくれる飲み物でもあるだけに、味はそこそこでもかまわないという方には非常におすすめの摂取方法でもあります。
筋トレなどを行う方は、吸収速度は緩やかなため、豆乳でプロテインを摂取するのであれば就寝前などに飲むのがおすすめです。
コーヒー・ココアなど
コーヒーとココアは味付きプロテインとしても販売されているため、プロテインとの相性は極めて良好です。
また、この2種類は非常に風味が強いため、仮に別味のプロテインであってもその味を感じさせないほどに主張しているのが特徴。多少粉っぽいかなという程度で味そのものはコーヒー、ココアそのものを飲んでいるのと変わりありません。
また、この2種類ですが、過剰摂取にならなければ筋トレ時に摂ることで有効性があることが知られています。コーヒーにはカフェインが配合されていますが、カフェインは神経系への興奮作用があるため筋トレ前に摂取しておくことでアドレナリンが分泌され、通常よりも力を発揮しやすい環境を整えてくれます。
ココアにはポリフェノールが豊富に含まれており、疲労回復効果があるとされています。そのため、筋トレ後の疲労が蓄積されたタイミングで摂取することにより、筋繊維の回復を促すことも可能です。
さまざまな工夫を施すことでプロテインは美味しく飲むことができる
今回はプロテインの飲み方、美味しく飲む方法を中心に解説してきましたが、現在のプロテインはひと昔前のプロテインと違って味も改良されつつあるため、ホエイプロテインのようなクセの少ない種類であれば水で溶かしても普通に飲むことができます。
しかし、継続的に続けるには毎日同じ味ばかりでは飽きるため、相性の良い飲み物と溶かしてローテーションで摂取するほうが楽しめるというのは間違いないでしょう。
また、飲み物以外にも、プロテインを上手に溶かす方法を身に付けたりすることもプロテイン特有の不快感を軽減することができます(プロテインシェーカーを購入したりタンパク質が溶けにくい冷たい状態の飲み物は避けるなど)。
ただ、プロテイン(タンパク質)の性質上、どんなに完璧な工夫を施しても通常のジュースや水のように全く違和感がなくなるということはないため、この点は注意が必要です。
これからプロテインを購入しようと考えている方は、少しでも摂取しやすい方法を見つけて自分の目標、目的が達成できるように頑張ってください。